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鶴岡食文化女性リポーター

出羽三山の精進料理を広める会/鶴岡食文化女性リポーター

 ←たくさんの赤ちゃんたち/2年目の小作人日記6 →#013  月山と人に魅せられて、68歳でIターン 横田俊雄さん 2012.8.7
羽黒山の入り口に構える、高さ22メートルの大きな大きな赤い鳥居。そこをくぐるときはいつも、少しだけ緊張します。

古くから出羽三山と呼ばれ、修験道の聖地として名高い月山、湯殿山、羽黒山。中でも羽黒山は、出羽三山の神を合祭した社殿「三神合祭殿」を山頂に据え、鳥居をくぐった先に広がる手向(とうげ)地区は、宿坊街としてその役割を果たしてきました。

その宿坊街の一角に構える「多聞館」さんで、「鶴岡市食文化女性リポーター・出羽三山精進料理プロジェクト共同企画・出羽三山の精進料理を広める会」が企画され、リポーターとして参加して参りました。


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さて、本題の前ですが、「修験道」も「宿坊」も、耳慣れない言葉の方も多いのではないでしょうか。

「修験道」とは日本古来からの山岳信仰に、仏教や神道などが融合して発達した宗教の一種だそう。古来から山には神が宿るとされ、山に入り山を駆け、様々な修行を行うことで心身を修練し、山の神霊を自らの身に宿すための修行を行う修験者を、山伏(やまぶし)と呼んでいます。

羽黒の「宿坊」は、山伏や出羽三山への参詣者たちの宿泊場所として古くから栄えてきましたが、今は一般の観光客も宿泊ができるようになっています。

宿坊でいただくことのできる「精進料理」は、もともとは修行僧が口にする食事で、魚や肉といった動物性のタンパク質の素材を使わずに、野菜や豆類、穀物だけでつくられます。精進には「物事に精魂をこめて一心に進むこと」といった意味があり、いのちや殺生に関して改めて考えるための料理だということも、恥ずかしながら全く知りませんでした。


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「肉や魚を使わない質素な食事」だとイメージしていた精進料理。多門館の女将さんの手ほどきのもと、ごま豆腐、ふきの炒め煮、青みずのからし和え、筍ごはん、月山筍汁と精進料理を次々とつくっていくうちに、その奥深さに圧倒されていきました。

何より精進料理は「それをつくること自体が修行そのものである」ということに大変感銘をうけました。山伏でもある主人が材料を穫りに山に入り、自らの目で探し、自らの手で穫ってくる。それを次は女将さんが、感覚で覚えた方法と分量で、手早く料理へ仕上げていく。

レシピなんてどこにも存在せず、作り方に正解もなく、代々体で覚えて受け継いできた方法に、自分の感性を加えた料理。だしや余計な調味料を使わずに、素材のもっているそれぞれの味を最大限に引き出して、驚く程しっかりとした味に仕上げることを目の当たりにして、料理感を変えられました。

自分の体を、手を動かして覚えること。誰かに教えられたとおり、言われたとおりではなく、自らの感覚で判断して、血肉にしていくこと。料理は本来そういうものだということを教えて頂きました。

興味深かったのが、それぞれの料理に出羽三山ならではの隠語が隠されている点でした。例えば月山筍汁には3つの筍が入っていますが、それぞれ月山、羽黒山、湯殿山を表現し、下にしかれた厚揚げは山全体を、しいたけは体を休める山小屋を表しているのだとか。ごま豆腐は由良の白山島をイメージしているなど、様々な意味合いがこめられていることを知る事ができました。

鶴岡にはまだまだ興味深い食文化がたくさん残っています。鶴岡食文化女性リポーターをして、こうした文化を体験させていただけて、またも感無量です。

羽黒の酒蔵にお世話になっている私としては、羽黒の食文化レポーターとして今後も関わらせて頂きたい所存です。

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☆宿坊情報 多聞館 山形県羽黒町手向115 www.tamonkan.net/


☆料理の詳しい説明は、鶴岡食文化女性リポーターFacebookページwww.facebook.com/tsuruokafoodをご覧下さいませ。
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