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庄内の正しい暮らし方その2/秋には、そのへんの川を鮭が遡るもの

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 日本人の食卓に、昔からとても親しみ深い鮭。子供の頃から代表的な魚として口にしていながらも、まるまる一尾の鮭の姿を見たことがなく、初めてのご対面は社会人になってからでした。

 当時担当していた取引先の販売協力で、鮭を購入することに。小分けにパッキングされた切り身が元の鮭のかたちに並べ直され、長細い箱に頭からしっぽまでどーんと納まっていた姿を目にしたとき、すごい。鮭ってこんなに大きいものだったのか。食べ切るのに何日かかるんだろう。けっこう顔が怖い。と、衝撃を受けたものでした。

 たしか1箱6,000円くらいだったと思いますが、見た目の豪華さと小分けになっている使い勝手の良さから、お歳暮にピッタリと人気の商品だったように記憶しています。



 鮭ってすごいなぁ、秋になると、産卵のために生まれ故郷の川を遡上するらしいけど、こんなに大きな魚が川をのぼるなんて。迫力あるだろうなぁ。どうして生まれた川がわかるんだろうなぁ。

 子供のように想像を膨らませて胸はずませる私に、

「小さい頃、近くの温海川で鮭とって遊んでたなー」

と、主人は衝撃の告白。

 「鮭で川底が見えないくらいいっぱいいたから、舟釣り用の大きな針を橋からたらすだけで簡単に釣れたんだよなー。漁師の親父からおめだち何やってんだーって追いかけられたけど、まんず怒るなー、カップラーメン食うかーとか言って、汁だけになったカップラーメン差し出してからかってたなー」。

 なんたる子供。子供の頃の話とはいえひどすぎるだろ。言葉を失う私のことはお構いなしに、鮭は3年から5年かけてオホーツク海やベーリング海を回遊して戻って来ることや、川を遡上する鮭は味が落ちるというが、それは産卵期の数ヶ月前から餌を食べなくなるためだということをすらすらと教えてくれました。

 主人の知られざる過去と知識に驚きながら、鮭の遡上が庄内では秋の日常的な光景だということを知り、重ねて驚きました。



 庄内3年目の秋、今年こそは鮭の遡上を自分の目で見たい。そう思っていたところ、遊佐町で鮭の遡上を見られるツアーを行うことを知り、参加することができました。





 生まれて初めて間近で見る、生きた鮭!つやつやの体に精力をみなぎらせて、びっちびちと飛び跳ねています。網で捕えられてもなんとか逃げ出そうとする、必死な思いが伝わってきます。言うまでもなく圧巻です。

 水揚げ後、頭を打たれて気を失った鮭はオスとメスでわけられて、メスのおなかからは卵が取り出されます。これにオスの精子をかけて受精させ、稚魚を孵化させます。こうして孵化した鮭の子供たちは、春をまって川に放流され、大きくなったら再びこの川に戻ってくることになります。単に食べるだけじゃなく、資源の保護のためにこうした取り組みが行われていることを、初めて知りました。

 もちそん、一部の卵はいくらとして販売もしています。新鮮ないくらがこんなに大量に目の前に。わざわざ北海道にいかなくったって、いくらは食べられるんですね。鮭自体は、塩漬けや寒風干しなどの加工品にまわされるそうです。







 特に印象深かったのは、腹を切られて子を取り出され、それでもなおもがくメスの鮭の姿。感情移入をしてしまってくらくらしました。ごめんなさい、と思いながら、食べることはこうして命をいただくことなんだ、目をそらしてはいけないんだと痛感しました。



 あまり、というかほとんど知られていないと思いますが、遊佐町の鮭の漁獲量は鮭の町で有名な新潟県の村上市よりも多く、年間2000万匹もの鮭の稚魚の放流を行っており、その一部が高級魚「メジカ」として北海道で水揚げをされているそうです。現在は4つの生産組合が孵化の技術を高めたり加工品などの商品開発をしながら、鮭と川資源の保護を行っています。



 鮭の遡上だけでも生き物や自然の力を大いに感じられるのに、鮭文化という庄内の新たな魅力を発見し、命の大切さにも触れさせていただけて、とても良い体験になりました。

 庄内は、自然は、ほんとうに色々なことを教えてくれます。
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