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鶴岡食文化女性リポーター

岩ノリ物語@鼠ヶ関港~いのちと漁師編~/鶴岡食文化女性リポーター

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きっと何千年も昔から、この場所で繰り返されてきた生命の駆け引き。

獲れば生きる、獲らねば生きられぬ。

生きるために人は知恵を絞り、そして知恵を、磨いてきた。

磨くことができたのは、大自然そしてそこに生きるもの、という相手がいたから。

容易に生きることができたなら、食べることができたなら

知恵は磨かれることなどなく、人の進化は、なかったのでないでしょうか。



鶴岡食文化女性リポーター第二弾。

意気軒高と真冬の日本海へ乗り込んだ命知らずの15人の女性たちと共に

「海編 岩ノリ物語」のレポート体験をさせて頂きました。



真冬の日本海、新潟県との県境に位置する鼠ヶ関港(ねずがせきこう)。

nezugasekikou.jpg

ご覧のとおり、毅然として港に繋がれた漁船。

停泊している船が多いということは、この日は漁に出なかった、ということ。

すなわち、風が強く波も荒い日、ということを物語っています。



この日私たちを迎えてくださったのは、鼠ヶ関地域協議会の五十嵐一彦さんと漁師の佐藤準さん。

佐藤さんの片手には摘んだばかりの岩のりが。思いがけず、早速のご対面。

noritosatousan.jpg

その場でざるからつまませていただきました。

海藻らしい歯ごたえと、何より海の味。

普段乾燥させたものしか見たことも口にしたことがなかったため、

ノリも生き物である、ということを生まれてはじめて実感しました。



さて、岩ノリとは、ノリのうち岩場に自生する天然のノリのことを言います。

天然ものは味も良く希少価値が高いため、養殖ものを区別するために

1980年頃から天然もののみを「岩ノリ」とする表示の規制が行われるようになったそう。

岩ノリは秋頃に発芽しはじめて水温の低くなるこの時期に旬を迎えます。



この岩のりにも漁業権があり、権利を持つ方しか採ることができないため

私たちは佐藤さんの案内のもと、採取の様子を見学させていただきました。



正真正銘の波打ち際、時折白いしぶきがあがるすぐそばまで、果敢にも進みます。

そこで出会えた自生する岩ノリたちの、つつましいこと。(もしくは、私の目の節穴たるや凄まじいこと。)

言われなければ気がつかないようなところに、よく見るとたくさんの岩ノリさんが。

DSCN0888_convert_20120129201602.jpg

これを指の間に挟んでつまむという完全なる手作業で素早く淡々と摘みます。

迫り来る波を横目に作業にあたる姿はまさに命がけ。

いつ高い波がやってきてさらわれるとも限らない状況の中で、

神経を研ぎ澄まして岩ノリ摘みに集中していらっしゃいます。

岩ノリの板海苔が1枚(!)数百円から千円もする高級品である意味を改めて理解しました。



その後、場所を移して漁師の佐藤さんに漁船を見せていただきました。

gyosen.jpg

漁に使う道具はすべて手作り。

手作りが当然、といったお話しぶりはまさに海の男。

1対1の真剣勝負、誰それがこしらえたものなんて、信用ならぬ。

そういった心意気が伝わってきます。

dougu.jpg

アワビやサザエ獲りの実演もしてくださいました。

黒い大きな箱メガネ(このあたりではとうがん、と呼ぶそうです)を口に銜え、

両手が使えるようにして漁にあたるそう。

想像しただけでも全身に力が入ります。

satousan.jpg



この地域では、たとえば魚を突く道具「もり」を「ヤス」、「網」を「たも」と呼んだりと、

その方言すらこちらで育ったものでない私にとっては魅力のひとつ。

ヤス!どうしてもりが、ヤス…!と、気になって仕方ありません。



終始惚れ惚れとしておりましたのが、佐藤さんの豪快な佇まい。

素早い判断、わが道を突き進む行動力、鋭くてきれいな瞳。

海、すなわち生命をかけて生命の傍で生きてきた、という強い印象を、受けておりました。



さて私、二回はすべって転ぶことを覚悟しておりましたが、

奇跡的に一度もすべらずにすみました。

ふふ、よくぞやったぞと、一人誇らしい気持ちになりました。



続いて岩ノリを板ノリにする体験、岩ノリを食する食味体験と

つらつらとつづって参りますのでどうぞお付き合いいただければうれしく思います。
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