アメハレ ー 山形県庄内在住 今野楊子の日記帖

2010年12月、1冊の本との出逢いがきっかけで、神奈川から山形に住まいを移してしまいました。日々のことを綴っていきます。

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早田ウリ、お花のように可愛らしい、鶴岡市温海地区に伝わる在来作物収穫体験。

鶴岡食文化女性リポーター



私がこれまでの人生で目にしてきたメロンといえば、まあるくて薄緑色をしていて、時には白い網目を走らせる、バレーボール大ものもでした。
こんなお花のようなかわいらしいメロンに、思いがけず出会ってしまい感動です。


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8月18日(土)鶴岡市温海地区の早田(わさだ)にて、早田ウリの収穫体験が開催されました。明石さんのFacebookの書き込みを拝見しこれは是が非でも参加したいと思い、猛暑日のさなか長袖・長ズボンに麦わら帽子を引っさげて、首にはタオルを巻き巻き意気揚々と参加して参りました。


早田ウリとは、早田地区に伝わる在来野菜。もともと大正時代に北海道の松前でつくられていた「ミカンウリ」と呼ばれるマクワリが庄内地方へ伝わり、従来からあった銀マクワと交雑してできた品種と考えられています。
昨年山形大学農学部で実施された「おしゃべりな畑」という在来作物を学ぶ講座でその名前を耳にしてから、最も気になっていた在来種でした。
(ちなみにメロンとウリと同じウリ科キュウリ属で、西方につたわった品種をメロンとよび、東方につたわった品種をウリというそうです。)


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太陽のひかりを反射させてきらきらとまばゆいばかりの日本海のすぐ脇に、早田ウリはわさわさと元気に茂っていました。ここは早田ウリ保存会さんが収穫体験用に特別に管理している畑で、他にハクビシンなどが入ってこられないような地形的に隔離された場所で育てているそうです。


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「早田ウリは、収穫するというよりも、拾うものなんです。このウリは珍しいウリで、実が成熟すると自然につるから実が外れます。ですから、つると実がつながっているものは大きくても成熟しているわけではないんです。」


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早田ウリ保存会の方のご説明に、驚きと好奇心を隠しきれませんでした。
後で平先生からご説明頂いたのですが、実が成熟すると、つると実の間に離層(りそう)が形成され、しぜんとぽろりと剥がれるのだそうです。
自然界においては珍しいことではなく、例えば木から葉が落ちるのも、離層が形成されておこることだそう。

そして実際に見てびっくり、ほんとうにきれいに、ぽろりとつるから実が外れているじゃあないですか。


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そっと、なんの抵抗も感じることなく、早田ウリを拾い上げました。10センチ程度の、かぼちゃのような形をしたかわいらしいウリ。本能的に鼻を近づけると、間違いなくメロンの香り。なんて健気なウリなんでしょう…惚れ惚れ。

花はウリらしく、きゅうりやメロンの花ととても似ています。


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早田ウリを手にしてご満悦な私たち。平先生と一緒に記念撮影もいたしました。


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もちろん、ウリひろいの後にはおまちかねの食味体験。場所を公民館に移しての第二部が始まります。


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と、その前に、お勉強も忘れません。早田ウリ保存会会長の本間さんより、早田集落のご説明や早田ウリの歴史などについてお話頂きました。
ここ早田では現在、135戸446名が生活しているそうですが、早田ウリを栽培しているのはほんの十数名。
「自分の腹から出した子を育てるよりも難しい」という言葉が残っているほど、早田ウリの栽培は困難を極めるそうです。

かつては焼畑を行い温海カブを育てた後、二年目に栽培する作物として早田ウリの種が播かれていたそうです。もともと病害虫に対する抵抗力の弱かったこと、市場でより甘みのあるウリ(メロン)が好まれるようになったこと、ハクビシンや鳥などの被害が甚大となったことなどから、徐々に栽培が減ってきたそうです。
生きている文化財として守っていくためにも、こうして保存会をたちあげて、頑張っていきたいとの意気込みをお聞かせ頂きました。


平先生からは、早田ウリの特徴をご教示いただきました。
「心皮」という雌しべの構成要素について、一般的なメロンが3つなのに対し、早田ウリは5つなのだそうです。これは大変珍しく、他のメロン(ウリ)にはなかなか見られないのだそうです。
この特徴が結果的に、早田ウリが10つの花弁をつけたお花のように見せているのです。


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この日頂いた早田ウリを使用したお料理は3品。早田ウリのジュースに、早田ウリのゼリー。そして、早田ウリのシャーベット。
鮮やかでフレッシュな緑が目にも美味しい。あたりに香る馴染み深いメロンの匂いも、ほんのりと香ります。
どれも口にしてみると、すっきりした甘みが広がります。甘ったるくない、自然の優しい味。


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■フレッシュ早田ウリジュース

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■早田ウリのシャーベット(左)に早田ウリのゼリー(右)


早田のお母さんたちが用意してくださった、今朝とったばかりのいげしを使った味噌汁も言わずもがな絶品でした。海の近くのものは、ちゃんと海の味がします。その他にも早田孟宗煮や、早田で栽培したミルキークイーンのおにぎりも頂きました。


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今回はこんな風に手を加えておしゃれにいただいた早田ウリですが、地元では昔から山に入るときの携帯食として持参したそう。その時の食べ方を教えていただきました。


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早田ウリを片手で支え、上から剥いていきます。

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バナナの皮をむくように、放射線状に剥いていきます。

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剥き終えたら、そのままがぶっとかぶりつく!そして種を吐き出す。真ん中の種入ったとこが一番美味しいんだと力説いただきました。
今回はきれいに切ってもらってしまいました。


これでもかこれでもかというくらい、早田ウリを堪能させて頂きました。ようやっと叶った早田ウリとの初対面。味わわせて頂いて、見た目、香り、食味ともども、まだまだ可能性を秘めた在来作物だと感じました。

最後に。種を播いてもいいよといって頂きましたので、来年は栽培もしてみたいと思っています。大変なのは承知ながら、それでも今からとっても楽しみになった来年度の小作活動です。

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#013  月山と人に魅せられて、68歳でIターン 横田俊雄さん 2012.8.7

Interviews


私は月山に惹き寄せられてしまったんですね。


「今から5,6年ほど前になりますでしょうか、友人と5人で尾花沢市の銀山温泉へ遊びに行ったときのことです。気の置けない仲間たちと愉しいひとときを過ごした帰りの道すがら、不意に目を移したタクシーの窓の外に、真っ青な空にそびえるまあるいかたちをした白い山を見ました。あまりの美しさに驚いて、運転手さんにあれはなんですか、と訊ねました。


――お客さん知らないんですか。あれは月山(がっさん)ですよ。


 あんなにまんまるで、まさに月のように見える月山を、私はそのとき初めて目にしました。それからすぐに、もう一度あの山が見たくて私は庄内を訪ねていました。今度は一人きりの旅でした」


 きっと月山に惹き寄せられてしまったんですね。そう言って目を細める横田さんは、その体験から程ない2010年4月、鶴岡市にIターンしました。東京で40年以上経営してきた設計事務所を息子に任せ、これからの人生を歩む場所としてこの庄内という場所を選んだのです。御年68歳の決断でした。


 



2012年6月 鶴岡市山王町で喫茶店『チャペ』をオープン。


 鶴岡では長年就いてきた建築士としての仕事をしながら、鶴岡市山王町に『まちのコンシェルジュ チャペ』というコミュニティカフェをオープンさせた横田さん。チャペとは庄内弁で「猫」という意味で、猫好きの横田さんらしいお茶目な看板や内装が空間を彩っています。


 これまで長く設計会社を経営してきたものの、喫茶店の経営は始めて。それでも自身が培ってきた経験と知識を活かしてこの町で暮らす人々の役に立ちたいという想いから、この喫茶店を始めたそうです。


「思い立ったらすぐ行動、行動したら相当なことがない限り、曲げません。」


  外見の穏やかさに反して、横田さんの胸の奥では熱い想いが燃えています。


 


 横田さんは1941年埼玉県大宮市生まれ。学校を卒業後、電力会社へ首席で入社するも自ら住宅を設計したいという強い思いから25歳で退職し、建築士として独立。以降、東京を中心に40年以上に渡って個人で事業を展開されてきました。


 「色々なことがありましたが、随分とまわりに引っ張ってもらいながら進んできました。大事にしていたことは、人の言ってくれることを素直に受け入れること、相手が誰だろうがかまいすぎないこと、ものごとに迷わないこと。下手な考え休むに似たり、という言葉がありますが、悩むよりまず突き進むようにしていました。」


  その行動力と決断力が、多くの縁や運を自らに引き寄せてきたことは間違いありません。


 


新聞記事がきっかけで入れた1本の電話。


 横田さんと庄内を繋いだ運命的な出会いが、月山の他にもうひとつあります。それは、庄内映画村の代表取締役を務める宇生雅明さんとの出会いでした。


「ある日眺めていた新聞に、宇生さんが載っていたんですね。その頃自分が考えていたことと同じようなことを言っているもんだから関心を抱き、これは是非とも話がしたいと思ってすぐさま電話をかけたんです。


 そうしたら、本人が電話口に出てきてくれたんですね。お互い初めて話をするというのに話が弾んでしまって、かれこれ30分くらい話していたでしょうか、一度遊びにきてくださいと誘われたものだから、すぐに遊びに行きました。


 庄内空港に降り立つと、宇生さんが待っていてくれました。夏の頃のとても気持ちのよい季節で、田んぼを貫く大きな農道を走る車の中から、稲穂をかけていく風を見ました。黄金色に色づき始めた稲を撫でてゆく大きな風です。


 あぁここは、風が目に見えるところだなんだ。とても心地の良いところだな、と、肌で感じました」


 その後宇生さんとはすっかりと打ち解けて、庄内に住まいを移してからも頻繁に行き来をしているそうです。チャペのオープンにあたっては看板や壁などの猫の絵を、庄内映画村の画工職を務める平野克己氏に手がけてもらいました。 


 偶然に見つけた新聞記事がきっかけで入れた1本の電話。それが今、横田さんがここにいるひとつの理由となっています。


 



庄内の好きなところは、呼吸が楽なところ。


 庄内の好きなところはどんなところですか。そう尋ねると一息おいてから、呼吸が楽なところでしょうか、と横田さん。


「空気をたくさん吸おうと思って息を大きく吸い込むと、逆に苦しいでしょう。息をすーっと吐ききってしまったときは、肩の力も抜けて楽に感じたりするものです。庄内で暮らすということは、息を吐き出しているような状態。息をたくさん吸わなくても、どこだろうがいつだろうが、きれいな空気を吸うことができます。


 つまり、息をたくさん吸いたいと思わなくていいんですよ。それは要するに、欲を出さなくてすむということです。」


 20年以上暮らしていた東京の築地では、夏でも冬も、昼夜を問わず大型のトラックが市場を行き交い、繁華街は人で溢れていたそう。汚れた空気の中、洗濯物を外に干すなんてもってのほかです。


「必要なものがそこに十分にあって、欲しがらずに自然でいられると、色々なことをゆったりと考えられるようになりました。東京で暮らしていたころは何歳まで生きたいだとか、いつまでにあれをしようだとかをいちいち考えていましたが、庄内に来てからは来るべき時が来れば起こるものと考えて、何事も受け入れるようになりました。」


 人をほどいてしまう力がここにはある。都会を経験した人ならきっと、理解できる感覚ではないでしょうか。


 


 大きすぎず小さすぎず、遠すぎず近すぎず、受け止めてくれる大きさの自然があります。自然だけでなく、人々も同じように私たちを受け入れてくれるように感じます。


 移ろう自然を眺め、その美しさに心を休め、息をする。まるで自然にゆったり抱かれているような、安心感をくれるところ。


 


「老後を過ごす場所として他にもいくつか候補があったのですが、この土地の風景や人との不思議な出会いがあって、いま私はここにいます。目下の懸案事項は大宮と庄内のどちらの墓に入るかですが、妻にはどうするのと問われながらもお前もいつか庄内に骨を埋めたいと言い出すかもしれないよ、なんて冗談を言いながら、ゆっくり考えようと思っています」


 山形で暮らしているからこそ、出会える人々がいます。どうぞ山王町の喫茶店『チャペ』の戸をたたき、横田さんを訪ねてみてはいかがでしょうか。


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出羽三山の精進料理を広める会/鶴岡食文化女性リポーター

鶴岡食文化女性リポーター

羽黒山の入り口に構える、高さ22メートルの大きな大きな赤い鳥居。そこをくぐるときはいつも、少しだけ緊張します。

古くから出羽三山と呼ばれ、修験道の聖地として名高い月山、湯殿山、羽黒山。中でも羽黒山は、出羽三山の神を合祭した社殿「三神合祭殿」を山頂に据え、鳥居をくぐった先に広がる手向(とうげ)地区は、宿坊街としてその役割を果たしてきました。

その宿坊街の一角に構える「多聞館」さんで、「鶴岡市食文化女性リポーター・出羽三山精進料理プロジェクト共同企画・出羽三山の精進料理を広める会」が企画され、リポーターとして参加して参りました。


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さて、本題の前ですが、「修験道」も「宿坊」も、耳慣れない言葉の方も多いのではないでしょうか。

「修験道」とは日本古来からの山岳信仰に、仏教や神道などが融合して発達した宗教の一種だそう。古来から山には神が宿るとされ、山に入り山を駆け、様々な修行を行うことで心身を修練し、山の神霊を自らの身に宿すための修行を行う修験者を、山伏(やまぶし)と呼んでいます。

羽黒の「宿坊」は、山伏や出羽三山への参詣者たちの宿泊場所として古くから栄えてきましたが、今は一般の観光客も宿泊ができるようになっています。

宿坊でいただくことのできる「精進料理」は、もともとは修行僧が口にする食事で、魚や肉といった動物性のタンパク質の素材を使わずに、野菜や豆類、穀物だけでつくられます。精進には「物事に精魂をこめて一心に進むこと」といった意味があり、いのちや殺生に関して改めて考えるための料理だということも、恥ずかしながら全く知りませんでした。


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「肉や魚を使わない質素な食事」だとイメージしていた精進料理。多門館の女将さんの手ほどきのもと、ごま豆腐、ふきの炒め煮、青みずのからし和え、筍ごはん、月山筍汁と精進料理を次々とつくっていくうちに、その奥深さに圧倒されていきました。

何より精進料理は「それをつくること自体が修行そのものである」ということに大変感銘をうけました。山伏でもある主人が材料を穫りに山に入り、自らの目で探し、自らの手で穫ってくる。それを次は女将さんが、感覚で覚えた方法と分量で、手早く料理へ仕上げていく。

レシピなんてどこにも存在せず、作り方に正解もなく、代々体で覚えて受け継いできた方法に、自分の感性を加えた料理。だしや余計な調味料を使わずに、素材のもっているそれぞれの味を最大限に引き出して、驚く程しっかりとした味に仕上げることを目の当たりにして、料理感を変えられました。

自分の体を、手を動かして覚えること。誰かに教えられたとおり、言われたとおりではなく、自らの感覚で判断して、血肉にしていくこと。料理は本来そういうものだということを教えて頂きました。

興味深かったのが、それぞれの料理に出羽三山ならではの隠語が隠されている点でした。例えば月山筍汁には3つの筍が入っていますが、それぞれ月山、羽黒山、湯殿山を表現し、下にしかれた厚揚げは山全体を、しいたけは体を休める山小屋を表しているのだとか。ごま豆腐は由良の白山島をイメージしているなど、様々な意味合いがこめられていることを知る事ができました。

鶴岡にはまだまだ興味深い食文化がたくさん残っています。鶴岡食文化女性リポーターをして、こうした文化を体験させていただけて、またも感無量です。

羽黒の酒蔵にお世話になっている私としては、羽黒の食文化レポーターとして今後も関わらせて頂きたい所存です。

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☆宿坊情報 多聞館 山形県羽黒町手向115 www.tamonkan.net/


☆料理の詳しい説明は、鶴岡食文化女性リポーターFacebookページwww.facebook.com/tsuruokafoodをご覧下さいませ。

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たくさんの赤ちゃんたち/2年目の小作人日記6

2012/2年目の小作人日記

たくさんの赤ちゃんが私の畑で生まれようとしています。


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写真は、すいかの雌花。こんなに小さくても、ちゃんとすいからしい形をしていることに嬉しさを覚えます。

こんなに自然は穏やかで私たちにたくさんの恵みや喜びを与えてくれるのに、日本が今、進めようとしている社会の流れは、なんと愚かで悲しいことだろうと、ひしひしと感じるのです。

お金がなくては生きていけない生活より、暮らしの中で小さな幸せをたくさん感じられる暮らしのほうが、私は好きです。

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生みの苦しみ、楽しみ。/2年目の小作人日記5

2012/2年目の小作人日記


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あれよあれよと4月、5月が過ぎ去って、暦は6月となりました。
毎日少しづつでも畑に通い、ちょこちょこと時に大胆に作業すること1ヶ月。
以下の野菜たちが私の畑に息づいています。

・だだちゃ豆
・里芋(明石さんの)
・からどり芋
・レタス
・キャベツ
・玉ねぎ
・じゃがいも(4種)
・人参
・大根
・長ネギ
・絹さや
・スナックエンドウ
・ピーマン
・パプリカ
・インゲン
・トマト
・ナス
・夕顔
・かぼちゃ
・ズッキーニ
・バジル
・白カブ
・フェンネル
・ルッコラ
・シブレット
・イタリアンパセリ
・スペアミント
・きゅうり
・すいか
・ラディッシュ
・食用ほうづき
・セロリ
・しそ
・赤しそ
・モロヘイヤ
・ツルムラサキ
・青しそ
・サツマイモ
・コリアンダー
・白ごま
・茶綿(上野さんの)
・ニラ

しめて42種。いい調子です。今後も調子をこきながら進んで参りたいと思います。

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種をつなぐ。人をつなぐ、命をつなぐ。/2年目の小作人日記4

2012/2年目の小作人日記

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昨年育てた枝豆の、種をとって今年蒔いてみたところ、発芽しました。
種をとる、ということ自体初めての経験で、いえ、ひまわりの種くらいは小学生の頃とったことがあったかもしれません、でもそれくらいしか経験がなく、例えば日常なじみのある大根やきゅうりが、どのように種を残すのか、なんて28になるまで興味関心がなく過ごしてきたのです。

考えてみれば至極おかしなことで、毎日口にする穀物や野菜がどのような種をして、どのように育って、どのように枯れて、どのように次の年に成るのかその一連を知らずにいたとは、なんと恐ろしい時代なんでしょう、と思うのであります。

例えばスイッチを押せば電気がつく、とか、テレビをつければ映像が流れる、とか、普通でないことが普通になって、自分が食べるものを自分で育てる、というような当たり前のことが特別なことになってしまっている今の時代はやはりどこかおかしいと感じます。だから原発のような問題も出てくるのでしょうと、そう思うのであります。

枝豆が成る。食べる。一部は食べないで、残しておく。乾燥させて茶色くなった豆を、よさそうなものを選ぶ。涼しいところに保管する。翌年、畑に蒔く。

このサイクルが途切れてしまえば、私たちは食べ物を食べられなくなります。

今、野菜を食べることができるのは、その野菜の種をとり、繋いできてくれた人がいるから。
または野菜が自分で自分の種子存続のために、自然の中で循環させてきた命のリレーでしょう。

農業というのはもしかしたら仕事にするべきではなくて自分で自分のことは行うものなのかもしれないと、あまりにも動物として無責任な人間ですこと、と、そんなことが頭を過ぎるのでありました。

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月山が、きれい。体を使い頭を休める。/2年目の小作人日記3

2012/2年目の小作人日記



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畑につくとまず最初に月山を眺めてしまうのですが、それはいまやひとつの習慣のように欠かさず行い美しく見えるときもそうでないときも、どうしてか吸い寄せられるように目がいくのであります。昔の人も、きっとこうして外に出れば月山を仰いだのだろうなぁとその都度思います。

土に触れて体を動かしていると、無心になります。長い畝を鍬で懸命に立てているときなんて特にそうです。
都会で暮らしていた頃は頭ばかり使っていたことを考えたりします。
体を使うことは頭も使うことだけれど、頭を休めてあげることでもあるんだということに気がつきました。


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華やぐ私の畑、笑顔が増えて笑い声溢れる。/2年目の小作人日記2

2012/2年目の小作人日記

私の畑に遊びに来てくださる方といえばスズメやヒバリ、キジとっいった鳥類が多く、次いで犬や猫(しかし彼らは散歩中に通りかかっただけとも言えるので遊びに来たわけではきっとないのでしょう)、そして足跡だけをのこしていく狸?狐?未だ正体を見ぬ獣たち、といった顔ぶれで、だからといわけではありませんが両親や山王町の同僚などが訪ねてくれるときなどはとっても嬉しくて、ついついつかぬ間のおもてなしに精を出し、畑の顔ぶれを紹介したり野菜をもたせたり、畑の素晴らしさを語ったりと調子をこく私でした。

そんな人けの少なかった私の畑に今年はなんと、一緒に畑がしたいとのお申し出が。
広島出身の明石智代さんと、同じ神奈川県出身の上野昌代さん。

明石さんは島根大学農学部を出ていらっしゃり、だんな様の仕事関係で鶴岡へ来て4年目。昨年まで市民農園を借りて農作業をされていたほどの畑好き。
おしゃべりな畑の講座でもご一緒し、同じ「やまがた在来作物案内人」でもいらっしゃいます。

上野さんはヨガの先生として関東でも活躍されていた方で、なんと3児の母。だんな様の転勤で鶴岡に住み、妊婦さん向けのヨガ教室や子育て支援などもされています。畑でオーガニックコットンを是非栽培したいとのこと。

強力な助っ人を得て、一気に華やぐ私の畑。

通りかかるお父さんお母さんたちも、興味津々で私の畑を眺めていきます。きっと人だけでなく鳥たちも、一大ニュースとして噂していることでしょう。

先日は明石さんと一緒にじゃがいもと絹さやの定植を行いました。
その後、上野さんがご家族でいらっしゃり、佐藤良平さんからわけてもらったというじゃがいもを3つ、植えていかれました。

人が増えれば笑顔が増える。笑い声が溢れて、楽しみも倍増です。

傾いた日のオレンジ色の光を浴びながら、あぜ道を歩く上野さんのだんな様とお子さんたちを見ていたら、自分の幼少時代を思い出して心がきゅんとなりました。

畑でつくった野菜でバーベキューを、是非しましょう。海にいって魚も釣りましょう。
今から夏が楽しみです。

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人も植物も、冬を乗り越えて生まれ変わるよう。/2年目の小作人日記1

2012/2年目の小作人日記

全く人と云う生き物は。

と、一括りにしては多分に失礼に値することと存じますが、喉元過ぎれば熱さ忘るる、雨晴れて笠忘る、などどいった先人の言葉の示すとおり、昨年愉しい愉しいと云いつつも大変な想いもした畑作業を、桃の節句も過ぎた頃から雪が融け土が顔を出すのを大層に待ちわびて、さぁて何を植えよう、今年はあれに挑戦しよう、じゃがいもの種芋が出てるぞ買わなくちゃ、なんてことに日々想いを馳せる私でした。

「農作業は大変でしょう」なんて聞かれても、大変だった気はしても何が大変だったかさっぱり思い出せません、そんな幸せな自分に感心してしまいます。

きっと多くのおばあちゃんもそうだと思うのです、あれだけはたけは大変だーと口にしていたのに春を待たずしてはたけのまわり、種屋をうろうろ。
楽しみで楽しみで仕方がない空気がぷんぷんします。

長く厳しい冬を乗り越えるうちに、記憶や身体が浄化されてまた精力が体から溢れてくるように感じます。
まるで春にいっせいに芽吹く植物と同じように、人もまた生き生きと生まれ変わるよう。

さて生まれ変わった今年の私は、どんな一年を過ごすのでしょうか。
たくさんの実りの喜びを、今年も味わえますように。

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2012.3.18 オーストリア視察報告会@庄内会場/エネシフヤマガタ勉強会

エネシフヤマガタ

原子力発電所を建設するも、国民投票の結果、一度も稼働せずに廃炉にした稀有な国をご存知ですか?
この事実は、真に賞賛に値する、素晴らしいことだと思います。


2月26日から一週間、三浦秀一先生をはじめエネシフヤマガタ勉強会メンバーで 、自然エネルギー特に木質バイオマスエネルギー先進地であるオーストリアへ 視察研修に行きました。


鶴岡市・矢馳公民館にて庄内の研修参加メンバーが主体となり研修報告会が行われましたので その様子をご報告します。


1.三浦先生からオーストリア視察の概要についてのご説明

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以下、三浦先生作成のオーストリア視察案内より

1 視察目的
オーストリアはエネルギーの10%を森林バイオマスでまかなう。この国は東北地方とほぼ人口規模が同規模で約800万人、また森林資源もほぼ等しく、寒冷な気候という共通点もある。バイオマスの利用は薪、チップ、ペレット、暖房利用から発電まで様々なものがある。そのバイオマスの利用を推進しているのは地方や農民達である。気候風土に共通点の多い東北地方でのバイオマス利用を検討するための情報を得ることを目的とする。

2 訪問先
1)シュタイヤマルク州アルメンランド地区
森林バイオマスがどのように利用されるか、山の現場から、伐採、加工、エネルギーを利用する住宅や施設までの一連のつながりを地域システムとして把握できるようにする。今回はシュタイヤマルク州アルメンランド地区を中心に訪問する。
アルメンランドは12の自治体からなる人口1万2千人の地区である。2020年までに二酸化炭素排出量をゼロにする計画を持ち、バイオマスや小水力を中心とした再生可能エネルギーを推進している。また、アルメンランドは欧州で一番大きな牧草地を有し、畜産や酪農が盛んな地域でもある。
・森林の伐採
・木材のチップ化、薪製造
・薪、チップ、ペレットボイラーを有する住宅、農家、ホテル等
・小型バイオマス地域熱供給
・大型バイオマス地域熱供給
・バイオマス熱電併給プラント
・ペレット製造工場
・小水力発電施設
2)アッパー・オーストリア州
・世界サステナブルエネルギー会議のエネルギー博覧会
再生可能エネルギーの国際会議と同時に開催される省エネと再生可能エネルギーに関する展示会で、1600社が出展、10万人が訪れる。

三浦先生による冒頭の挨拶の後、視察参加メンバーより報告を頂きました。


2.視察参加者・佐藤良平さん(酒田市・農業者)より視察報告


 視察期間中約1万枚にわたる写真を撮られたという良平さん。 その中から抜粋した写真をスライドショーで流していただきながら解説を頂きました。
 オーストリアという国の全体感として、資材しかり、食べ物しかり、ないものは無理に入手せず、あるものを最大限に活用する、という印象を強く受けたそうです。(肉しかないから、肉しか食わない!といった声も聞いたそうです。)
 例えば高速道路のガードレール、側溝、雨どいまで木でつくられていたそう。 木製のビール自動販売機(お金を置いて、ビールを持っていくシステムです)などもあり、時にユーモアも交えながら木材を最大限に生かしていました。
 また、高速道路の壁面やスーパーなどいたるところに太陽光パネルが設置されていたり、昔の水車を活用した小水力発電などあり、自然エネルギーを本当に身近に感じられる国だということでした。
 印象深かったとして紹介くださったのが、りんご農家でエネルギーに取り組んでいる方の言葉でした。どうして農家が自然エネルギーに取り組んでいるのかと聞いたところ、「20年後の子供たちから、どうしてお父さんは化石燃料がなくなるのがわかっていたのに、何もしなかったの?と問われたくなかったから。」とお答えになったとのこと。エネルギー問題のまさに本質となる想いではないでしょうか。


3.視察参加者・板垣一紀さん(鶴岡市・水道業)
 鶴岡市・旧藤島町で水道業を営んでいらっしゃる板垣さん。水道業は実はお風呂、給湯機をはじめとして暮らしのエネルギーと密な関係にあり、水道屋さんたちが自然エネルギーに関する知識を持ち、商品を知ることによって、地域のエネルギーシフトに貢献できるはずという高い志をお持ちです。
 板垣さんは今回の視察を通して木質バイオマスエネルギーは「庄内でも実現可能!」とお感じになられたそうです。
 報告会では専門的な視点からバイオマスボイラーの導入コスト、制度等の許認可、メンテナンスなどの課題についてもご説明くださいました。特にオーストリアのボイラーが良いからといって許可がおりなければ設置すらできないこともあるそうです。
 また、これからご自身でできることをさっそくリストアップされ、バイオマスだけでなく、太陽光、小型風力発電の実用検証なども行っていきたいとお話されました。


4.オーストリア本格的なバイオマスボイラーの研修経験者・武内賢二さん(ソーラーワールド)
 武内さんは自分たちが自分たちでつくるエネルギーで暮らすことができるのではという想いから、3.11以前から自然エネルギーに着目され事業を展開されています。第一次産業と市民が関わることで、新しいエネルギーの未来があると感じているそうです。
 日本のバイオマスボイラーとオーストリアのバイオマスボイラーの違い、例えば日本のボイラーの役割は焼却、お風呂、給湯といった役割に対し、オーストリアのボイラーは暖房、給湯といった役割を担っていて、そもそもボイラーに対する考え方が異なることなどを紹介いただきました。
 また、オーストリアのボイラーはライフスタイルに応じた制御が可能で、しかもPCやiphoneといった機器と連動させてリモートな操作も可能であり、利用者のみならず業者にも大変使い勝手がよいものだそうです。日本の技術が大変遅れをとっていることを学ぶことができました。


5.加藤周一さん(鶴岡市三瀬・農業&林業者)

 視察参加者ではありませんが、農業者でありながら、ご自身の山を自ら間伐し、自宅へ薪ボイラーを約20年前から導入され、庄内の木質バイオマスエネルギー先駆者といってよい存在の加藤周一さんのお話もお聞きしました。
 実際にボイラーを導入してこられた経験談を語ってくださいましたが、この20年間で既に数回買い替えを行うなど、容易なものでないことを教えてくださいました。
 加藤さんのお言葉の中で、「山の暮らしをしていれば、生きていける」と仰っていたことが印象的です。お金をかけず、現場の知恵を絞る。きついことは自分が先頭をきって行う。地域に資源が眠っていて、若者の仕事がないような現状だが、若者に仕事をつくれるようなことをしたい。自分がよくなる、のではなくて、地域が良くなるということを考えて取り組んでいる、という心が熱くなるお話もありました。
 薪は灯油より少し高いが、今後灯油も値上がりすることは間違いない。コストを単純に比べるのではなくて、地域への全体の影響を考えれば灯油より薪のほうがはるかに地域に貢献するだろうと思っている。そんなお話をきかせてくださいました。



皆さんのお話を伺って、ここ山形で木質バイオマスに取り組む意義を改めて感じました。単純な自然エネルギーへのシフトだけではなくて、地域の資源を生かして、地域の人で、地域でお金をまわしていく。
これこそ取り戻さなくてはならない日本のあるべき姿なのではないでしょうか。

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3.10市民風車の可能性~北海道に学ぶ~/エネシフヤマガタ勉強会

エネシフヤマガタ


私たちはみな、少なからず、エネルギーを使っています。

エネルギーを使うということは、エネルギーを生み出すためのリスクをとっているいるということです。

エネルギーを何で補うか。どのリスクをとるのが良いのか。

それは一人一人が考えて、選択していくことが大事です。



自然エネルギーは原発以上に見えるリスクかもしれません。

例えば風車なら景観をゆがめるかもしれません、でも原発の放射性物質の汚染は、一目ではわかりません。

エネルギーを使うことの見えない背景にどのような自然からの享受、自然への影響があるのかを

考えることは食べ物と同じです。

何気なく行っている食べるという行為も、実は植物や動物の、命を頂いているということです。

エネルギーを使うことにも、同じように見えにくくなってしまった根源が存在します。

もちろん選択は人それぞれになるのかもしれませんが、一人一人が真剣に、

ここ山形らしいエネルギーの選択を考えて卒原発を実現していかれたら、と思っています。



(三浦秀一先生の言葉をおかりして、当日感じた想いを言葉にしました。)


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3月11日に東北公益文化大学内 酒田市公益研修センターにて行われました

標題の勉強会のレポートになります。

当日は総勢112名の方に参加いただき、行政関係者やマスコミ、会社経営者だけでなく

多くの市民にも足を運んでいただきました。


1.第一部 基調講演「北海道で生まれた市民共同出資による風車建設の取り組み」

 講師:北海道グリーンファンド理事長 鈴木亨氏  ※当日配布資料PDF:http://db.tt/u8qdShW8


以下のような講演をいただきました。



1999年7月設立のNPO法人北海道グリーンファンドでは市民出資による風車建設「市民風車」に

10年以上前から取り組む。

市民風車にあたってはNPO法人北海道グリーンファンドだけでなく

風力発電事業の開発事業および建設後の運営、維持を担う株式会社市民風力発電、

出資の募集を行う株式会社自然エネルギー市民ファンドの3つの関連会社で事業を展開。



また、北海道グリーンファンドの事業の中のひとつである自然エネルギーのための寄付徴収法として

「グリーン電気料金制度」という電気料金の5%を基金として積み立てる事業を紹介。

5%の寄付を積み立てることだけでなく、5%を節電する意識も養う研鑽も目的。

積み立てた資金は風車建設だけでなく、他自然エネルギーへの活用も行っている。



本題である市民出資による市民風車建設について、

これまで建設された12基の市民風車のそれぞれの特徴、スキームなどを紹介。

地域の水、風、森などの資源を活用することによって地域へエネルギーを還元するだけでなく

配当といった形で利益を還元することも大切である。

具体的な配当実績についても紹介。

市民出資の出資金ファイナンスについても詳細な説明と具体的な取り組みの例示。



これまで市民風車を14基を建ててきた要因として、以下の4つを紹介。

・地域市民のネットワークによる人的資産。

・ひとつの風車建設スキームの、面的波及効果による効率化。

・自前の金融組織をもったこと(独自の資金調達手法)による強みと市民参加。

・風車ビジネス経験のある人間を巻き込んだことによる、専門性のある人員体制



市民ファンドの面白さとして、資金調達だけでなく市民にとっては参加、貢献という側面がある。

それだけでなく、事業に対するファンを増やす、ということも大きな意味合いを持つ。

最後に、地域の資源、人、経済を活用して多様な自然エネルギーを選択していけば

どの自然エネルギーも完璧なものではないので、当然価値の対立が起こる。

価値の対立が起こった際にぶつかりあうだけでなく対話を繰りかえしていくことが重要。



2.第二部 山形県における市民風車の可能性

以下の5名より、それぞれの立場からのお話を頂きました。


▼山形県企画調整課 戦略調整主幹 沼澤好徳氏

卒原発を宣言された吉村県知事のもと、県が策定を進めているエネルギー政策基本戦略についての説明。

再生可能エネルギーの開発促進と地域展開や省エネといった基本戦略と具体的な施策案を紹介。

家庭や事業所向けの具体的な導入支援についてもお話がありました。



▼庄内町新エネルギー推進委員会 委員長 加藤武好氏

自治体、民間あわせて11基の風車が稼働している風車先進地・庄内町で行われている

町民らが平成15年から取り組んできた節電の取り組みをデータ等をまじえて紹介頂きました。

自然エネルギーへの転換と並行して、エネルギーを使うこと自体を考えることにより

町民全体の意識向上につながっているようでした。

「節電節電は我慢ではなくて自慢だ」といった町民のポジティブな声が印象的でした。



▼NPO法人パートナーズシップオフィス 理事 金子博氏

酒田北港に計画された大規模な風車建築計画の体験を通して感じた合意形成に向けた話をいただきました。

(結論としては庄内浜の黒松への景観上の影響を考慮して県は認めない結論を下しました。)

風車建設に際しては反対、賛成の2極の回答ばかり取り上げられましたが、

そうではなくて、複雑な話、複雑な状況を理解した上での話し合いが必要である。

それぞれの立場、行政、企業、市民をあきらかにしてそれぞれの利害をさらけだした上で

話を重ねていくことが合意形成には必要だとお話されました。



▼出羽三山の自然を守る会 理事長 佐久間憲夫氏

環境保全という立場から、佐久間憲夫氏よりお話いただきました。

風車の設置を進めるにあたり、環境への影響は以下の3つを懸念されているとのこと。

・景観への影響
・生物への直接的な影響(バードストライク、渡り鳥の飛来阻害など)
・周辺自然環境への影響(風車の機材を運ぶために周囲の山々を切り開かなくてはならない)

卒原発には共感するが、自然保護も同じように重要であり両手を離してよしとはいえない、

というのが正直なところだとお話くださいました。



▼東北芸術工科大学 准教授 三浦秀一氏

デンマークは東北の面積の半分、人口も半分という国ながら、5000基もの風車が建設されています。

現在電力の約20%を風力発電がまかなっていますが、2011年までに20%という国家の政策もあり

法律で住民の権利等の保障もされていたそうです。

風車の設置に際しては細やかな配慮があり、環境影響調査や住民の意見を聞いた上で

建設予定地区を決めていく、そのプロセスが大事であるということを紹介いただきました。



以上になります。


次回の勉強会は「森のエネルギーで地域は食べられるのか~オーストリア視察報告に学び、対話す~」

庄内会場:3月18日(日)11時から15時 矢馳農村センター

村山会場:4月14日(土)14時から16時 山形市エコハウス


--------当日の様子をご覧いただける動画はこちら------------
www.ustream.tv/channel/%E6%9C%88%E5%B1%B1-tv
(山形県議員 草島進一さんのUストリームです。)
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城下町鶴岡の雛物語~雛菓子づくり編・マイます~/鶴岡食文化女性リポーター

鶴岡食文化女性リポーター

3月3日は桃の節句。ひなまつり。

幼少の頃から耳慣れた言葉ながらその意味をあらためて問われると、途端に口をつぐんでしまいます。

桃の節句とは、上巳の節句の事。

平安時代につくられら五つの節句のうちのひとつ、節句とは、季節の節目のけがれを祓う行事。

と、すらすら唱えることができるような女性になれたらと願いますが、その道は遥か遠く。精進です。



ここ鶴岡でも3月から4月3日まで「つるおか雛めぐり」というイベントを開催しています。

鶴岡市内の施設、お店、個人が所有する「お雛はん」がここぞとばかりに盛大に飾られ

県内外の客人を迎えるもの。

そんな鶴岡のひなままつりの特筆すべき文化が「雛菓子」です。

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ユネスコの食文化創造都市ネットワークへの登録を目指す取り組みの一環として行われている

鶴岡の食文化を体験し発信する「鶴岡食文化女性リポーター」として

豪商風間家の旧邸宅「丙申堂」にて雛菓子つくり体験をしてまいりました。



愛らしい鶴岡の雛菓子を初めて目にしたのは、つい先日の湘南×庄内の取り組みの中の

湯田川・船見商店さんのブースに並べられた雛菓子でした。

鯛に蜜柑、筍、しいたけや切り身のサクラマスまで…精巧で愛嬌のある雛菓子たち。

これはこれは、何でつくるんだろう、どうやってつくるんだろうと、興味津々でした。



この日の講師は1922年創業の住吉屋の店主、本間さん。

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ひとつひとつを手作業で、様々な道具を駆使しておつくりになられるそう。

雛菓子の正体は白あんで、白あんに色をつけたものを何色か用意して、

それを組み合わせて様々な造形をつくりあげていかれます。

その手つきの柔らかく繊細なこと。

随所随所にこだわりがあり、陶芸にも通じるものを感じました。

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あんの着色も、昔は紅花や赤キャベツといった自然のもので着色をしていたそうです。

また、職人さんが必ずお持ちである道具たちにも目を光らせます。

模様をつけるヘラ、なすのへたをつくるためのはさみ、

いちごやみかんにぶつぶつをつけるためのつまようじ、などなど。

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雪に閉じ込められる長い冬。

お菓子職人さんたちは様々なかたちの雛菓子を考案しては挑戦し

工夫を競うことを楽しみながら春を待っていたのでしょう。

長い冬を楽しむこと。これぞ技術と文化が継承されてきた理由のひとつだと思います。



余談ですが私、雛菓子を一度目にしたときからマスの虜でございまして

どうしてもあの切り身のマスが、作りたかったのです…。

見本を見たときにマスがなく一人ショックを受けていたのですが

「あのぅ、マス、つくりたいんですが…」と申し出てわざわざつくらせてもらいました。

心躍る経験です。

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年甲斐もなく真剣でした。



こうしてできあがったリポーターのみなさん作の雛菓子。愛らしいです。

念願かなってのマイます。マイ切り身のます。しばらく私のアイドルです。

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勝手に酒粕祭りwith竹の露さんで頂いた酒粕ペースト/鶴岡食文化女性リポーターオフ会、その後。

鶴岡食文化女性リポーター

鶴岡に住んでいることをより楽しくしてくれている理由のひとつとして、

作り手と距離が近い、ということは語らずにいられません。

都会に暮らしていては簡単にお会いできないような方々と

一緒にお酒を酌み交わすような機会が度々あれば、天国のよう。

そしてそのご縁からこんな一皿にまでたどり着いたとなれば、

鶴岡冥利につきるのであります。


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酒粕の、クリームパスタです。(レシピみたいなのは文末にのせました。)

先日、鶴岡の酒造会社・竹の露さんの女将相沢こづえさんの計らいで

酒蔵見学をさせていただきお酒まで楽しむという会がございました。

その帰り、お土産に持たせてくださった酒粕のペースト。

鶴岡のお菓子やさんとのコラボレーションで開発した、オリジナル品とのこと。

その後ずっとどうやってお料理にしようかしら…と、

心を弾ませながらちょこちょこ味見をしては考えていました。



この度、竹の露さんの新商品、無濾過清酒のどらごんを手に入れることができたので

これは祭りの他ないですのぉ…!と内心決意し、酒粕祭りを開催したのでございます。

こちらがそのどらごん。

鶴岡の酒屋さん4軒目にして、手に入れることができました。

どらごん

頂く前にはもっと甘いのかな、と思っていたのですが、爽やかでフレッシュ!

すごく頂きやすく、くいくい飲んでいたらすぐにぽーっとなりました笑

飲みやすいとはいえアルコール度数は日本酒らしく15.1度。

まずいまずい、と、酒粕料理にとりかかりました。



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酒粕ピザ。

酒粕と味噌をあわせ刻みにんにくを入れ、マヨネーズを少しだけ入れたソース。

チーズ、蒸した鶏肉とエリンギ、モッツァレラチーズをトッピングしました。

焼き上げてからオリーブオイルをまわしかけて、塩をぱらり。以上。

酒粕の香りがたまりません。濃厚な、チーズともまた違うお味。



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ホタテの稚貝と自家製ドライトマトの酒粕ソース。

ホタテの稚貝が1パック180円と安かったので手に入れました。

冷凍庫に以前つくったドライトマトがあったので、ホタテを酒蒸しにした後にそれを投入し、

酒粕を加えて弱火で煮込んでみました。

酒粕が味に層を重ねてくれるような一皿となりました。


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甘エビも安かったので手に入れました。

甘エビを酒粕であえておいおき、それを、揚げたりあげなかったり。

甘エビの頭をオイルで揚げて、香りづけしたオイルで酒粕にあえた本体を揚げました。

揚げないものも用意し食べ比べたところ、

揚げないものは甘エビの甘さと酒粕の甘さが濃厚に絡み合い、美味しい。

揚げたものは揚げたもので香ばしさが加わって、濃厚。

つまるところ、濃厚な組み合わせとなりました。



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これは料理というかおまけなのですが、ばんけ(ふきのとうのこと)を手に入れたので、

ばんけ味噌をつくったのです。

そこに、酒粕を入れてみました。

味噌と酒粕、という定番の組み合わせですので美味しいこと間違いなし。

これだけで酒のつまみになります。



料理をしながら部屋中が日本酒の芳醇な香りでいっぱい。

祭りらしい陽気な気分で美味しい日本酒を飲み、美味しい酒粕料理を食す。

日本人でよかった…と思う瞬間です。

これもきっと、都会にすんでいては成しえなかったことのひとつ。

まして酒粕のペーストをいただいて料理をするなんて、絶対になかったでしょう。

幸せや豊かさを感じるのは、人と食べ物を通してなのだなぁと改めて感じてしまいました。

相沢さんご夫妻には、本当に感謝極まりありません。



**酒粕のクリームパスタ、ほうれん草とマスのレシピのようなもの**

※レシピのようなものであって、レシピとしては不十分です。勘でやっているもので…。

□材料

オリーブオイル、にんにく、牛乳、生クリーム、酒粕、パスタ、モッツァレラチーズ

□作り方

オリーブオイルにスライスしたにんにくを弱火で熱して、色がついたら取り出す。

小さく切ったマスを同じフライパンに入れて少しだけ火を通し、取り出す。

温度を下げて牛乳、生クリームを入れてなじませたら火を止めて

酒粕を好みの風味になるまで量を調整しながら溶かす。塩でも調整する。

パスタを茹でる。(月山パスタを使用。)

茹で上がり2分前くらいにフライパンに火をかけて、ほうれん草を入れる。

茹で上がったパスタを湯切りしてフライパンに投入する。

パスタをソースとあえてから、最後に刻んだモッツァレラチーズを入れる。とろみがつく。

お皿にもってから胡椒をひとふりふたふり、

そして最初に揚げたにんにくを手でばらしながら散らせて、完成。


※ほとんどの料理made by SuguruKonno

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2.18エネシフヤマガタ作戦会議@ウィンドーム立川/エネシフヤマガタ勉強会

エネシフヤマガタ



2月18日にウインドーム立川で行われましたエネシフヤマガタ作戦会議の議事録になります。



▼議題1:3.10 エネシフヤマガタ勉強会#6「市民風車の可能性~北海道に学ぶ~」の講和内容

 ※そもそもなぜ風車なのか、市民なのか、につきましては

 下記リンク先のイベント内の「趣旨」をご一読いただけますと腑に落ちるかなと思います。

http://www.facebook.com/events/#!/events/317053965013977/

▼議題2:2.26~ オーストリア木質バイオマスツアー報告会

▼議題3:エネシフヤマガタ勉強会の組織


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▼議題1:3.10 エネシフヤマガタ勉強会#6「市民風車の可能性~北海道に学ぶ~」の講話内容

北海道グリーンファンドの事務局長・鈴木亨氏、および

山形県企画振興部企画調整課・戦略調整主幹 沼澤氏をお呼びして行う

講話の内容について議論しました。

《決定事項》

▽第一部/北海道グリーンファンドの鈴木亨氏による

北海道(および秋田)での市民風車建設と運営手法の紹介。

5、6年前から市民風車に取り組んでおられる先進例として建設に約6億かかる風車を

市民がどうやって建てるのか、またそのメリットデメリットなどをお話いただく。


▽第二部/山形県における市民風車の可能性

山形県企画振興部企画調整課・戦略調整主幹 沼澤氏より

本講和の際には策定している予定の24年度山形県の自然エネルギー政策の内容の報告。

および市民団体(あるいは企業)で活用できる制度、助成などはないかご説明いただきたい。

2012年7月から募集開始の風車の自治体枠に山形県として手をあげるのかあげないか、

というところも可能であればお聞きしたい。


▽第三部/庄内町の自治体風車を例にあげながら、山形県の市民風車の可能性を探る

庄内町の取り組み実態をお聞きする。実際事業として成立しているのか、

全国的に風車は6割が失敗といわれるが、どこに原因があるのか。

庄内町はどういった経緯で風車を建てることになったのか、

環境面での影響なども聞いてみたい(県の環境審議会の方も呼ぶ?)、など。


▽告知先としてCoop、JA、漁協、NPO団体、東北まちづくりオフサイトMTGなどを予定。



▼議題2:2.26~ オーストリア木質バイオマスツアー報告会について

報告会の発表方法および日時の検討を行いました。

《決定事項》

村山、庄内、最上、置賜それぞれから参加者がいるので各々で報告会を行ってもいいのでは。

村山は3/24(土)山形市で。

庄内は要日程調整。発表者は佐藤良平さんと板垣一記さん?(予定)



▼議題3:エネシフヤマガタ勉強会の組織

エネシフヤマガタ勉強会の組織構成について、議論しました。

《決定事項》

エネシフヤマガタは従来どおり主に勉強会等の啓発活動を行う団体と位置づける。

その下に、市民風車、木質バイオマス、太陽光などそれぞれのプロジェクトチームをおいて

準備団体、事業会社と枝分かれしていく可能性はあり。

現時点での組織構成は以下のとおりとなりました。

□責任者:三浦秀一先生(予定)

□会計、監事(未定)

□構成員(今回運営会議に参加された方は、原則構成員に入れさせていただく)

□運営スタッフ(未定)

事務局などは置かず、運営は加藤丈晴さんを中心に手伝える人が手伝う。


以上になります。

その他意見として、エネシフヤマガタ勉強会という組織を明確にする必要があることと、

関心が高くなってこられる方々の入り口であり、

定期的に集まり意見交換のできる機関であってほしいという意見がありました。



午前のソーシャルランチ×エネルギーシフト勉強会コラボ企画では

33人もの意識高い市民が集まり基礎勉強会を受講されました。

徐々に徐々に、人も集まり関心も高くなってきています。

みなで考え動いていけば、自然エネルギー100%だって夢ではありません。

私たちのためにだけでなく後の世代の子たちのためにも

少しでもできることを考えて生きていきたい、

そう思っていらっしゃる方を、増やしていけたらいいなと思います。

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鶴岡市羽黒・竹の露の酒蔵見学と白露垂珠を楽しむもうというオフ会/鶴岡食文化女性リポーターオフ会

鶴岡食文化女性リポーター

ほどよく色茶けた杉玉に迎えられ、扉を開ければお酒のかおりが、ふうわり。

目の前には恋してやまない白露垂珠が、ずらり。

私たち鶴岡食文化女性リポーター有志は、くらり。見惚れます。



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鶴岡食文化女性リポーター第二弾・岩ノリ物語に参加された

竹の露の女将・相沢こづえさんのご提案で

「竹の露の酒蔵見学と白露垂珠を楽しむオフ会」が開催され、参加をさせて頂きました。

お酒を愛してやまない私にとってはまさに夢のような企画。



酒蔵見学へ向かう前に、早速!ウェルカムドリンクとして竹の露の品評会出品酒を頂きました。

竹の露の代表・相沢政男さんからご説明を頂きながら、10数本の利き酒をさせて頂く。

この時点で幸せ極まりない状態です。たいそう幸せな1日になること間違いなしと確信。

ほどよくほどけた心持ち、いっそう軽い足取りで、いざ酒蔵へ。



<竹の露さん自慢の湧き水を仕込むタンク。この仕込み水、日本随一の超軟水。体に沁み込む。>

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<酒米は全て庄内産。美山錦、出羽燦々、改良信交、山田錦、出羽の里、京の華、亀の尾がずらり。>

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<お米を蒸しあげる機械。均一に蒸しあげることができるとっても優秀な子だそうです。>

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<階段を昇った先には蒸しあがったお米を運ぶ、麹室。お米はサンタのように担いで運ぶそう。>

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<相沢さんによる、酵母、酒母のご説明。途中には、昔の竹の露さんののれん画。素敵。>

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<醪(もろみ)。この段階のもの、はじめて飲みました!得も言われぬ、酸味と香り。>

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<絞りの工程。じゅわじゅわ~と、押し出されるようにお酒が絞られていきます。一番搾り。>

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こだわりを持ってつくられているものというものは、見て聞いて、とても楽しいものです。

始終感動しておりましたが、それが愛するお酒のことならば、感動もひとしお。

お忙しい中わざわざ自ら!ご案内くださった相沢さんご夫妻にはほんとうに感謝です。



        ☆



さて、次はお待ちかねの白露垂珠を飲んで楽しむ会。

竹の露さんからすぐの「しげ庵」さんへ場所を移し、うたげが始まりました。



出てきたお料理と、お酒の写真を以下に列挙します。

お酒もお料理も、その美味さたるや筆舌に尽くしがたく。

是非、味わわれてくださいませ。


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この日の目玉は、こちらの無濾過純米、にごり酒。出羽の里77%精米。

300本限定のうち299本はすでに売れていまい、最後の1本を頂きました。

お、おいしさに脱帽です…。来年は確実に予約したいと思います。

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※一部のお酒の写真を撮り損ねました…無念。



本当に、貴重で幸せいっぱいの体験をさせて頂きました。

リポーターをさせていただき、様々な魅力的な女性に出会い、

こうして繋がっていかれることを心から嬉しく思います。



皆さんと、今後とも楽しくお付き合いさせていただきたいなぁと

酔ってまわらない頭でも、心で感ずるのでありました。


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岩ノリ物語@鼠ヶ関港~鮨処朝日屋編~/鶴岡食文化女性リポーター

鶴岡食文化女性リポーター



岩ノリレポート最終章、鮨処朝日屋さんでの食味体験をお話しする前に

レポートを通して感じたことを先に述べます。



流通が発達して、都会は豊かになりました。全国各地から、美味しいものが届くようになりました。

でも地方はどうでしょう、

もともと豊かであった庄内は、逆にその一部を失ったのかもしれません。

多くの方がスーパーに並ぶパッケージングされた食材を安さで選び、

レジで金銭と引き換えにそれを手に入れるようになりました。



それぞれの食べ物を、とる人、育てる人、つくる人がいます。

その人たちとその作業を知ることで、食べ物に対する気持ちも変わってくる。

食べ物が自分の口に入るまでを知ることで、さらに楽しく豊かな気持ちになれるものです。

食べるということはお金と引き換えにできる簡単なことではなくて、

いのちや人との繋がりであるということを、思い出して生きたいと感じました。



さて。いよいよ場所を鮨処朝日屋さんへ移しての食味体験が始まります。

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冒頭、板前さんの佐藤丈典さんより、今回の特別料理への想いをお聞きしました。

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岩ノリの育つ環境を知り、とる人を知り、岩ノリを板ノリにする体験も経て、

岩ノリを大事に調理して食べさせてくださる方がいる。

岩ノリさんへの思いは募るばかりでございます。



いよいよお料理が運ばれて参りました。

~新鮮なお魚のお造りを葉わさびで~
 まずは鼠ヶ関の新鮮な魚介を味わわせて頂きました。うん、美味しい!

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~岩ノリの美味しさを最大限に味わう。岩ノリおむすび~
 これぞ最高の味わい方ではないでしょうか。岩ノリおむすび。
 たらこが乗り中には焼たらの身の入った親子むすびでした。

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~岩ノリ・蟹・甘エビの髭の天ぷらを、岩ノリ塩で~
 間違いなく美味しい。甘エビのひげの天ぷらは、初めて食べました。びっくり。
 岩ノリの塩、というところがまた香り豊か。

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~楽しみ方は和食だけじゃありません① 岩ノリを散らせたイカ墨パスタ~
 イカ墨と岩ノリの風味が濃厚。贅沢な香りを醸し出していました。
 
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~楽しみ方は和食だけじゃありません② 岩ノリバーガー~
 葉わさび、岩ノリ、めかぶ、蟹、じゃこ天、マヨネーズが入っています。
 にゅるんにゅるんするバーガー。初体験な食感でした、美味しい。

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~いしだだみ貝のお味噌汁~
 このお味噌汁は絶品でした。私にとっては今まで味わったことのない味でした。

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~岩ノリと自家製こんにゃくの生春巻き~
 生春巻き好きにはたまらない、岩のりを贅沢に味わえる人品でした。
 
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~和風甘味で〆。~
 おなかいっぱいのはずが入ってしまう、甘味。

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美味しい、というのは言うまでもなく、一品一品の向こうに浮かぶ

日本海の風景、しぶきをあびながら果敢に挑む佐藤さんのお姿、

春枝さん、ツネさんの繊細で献身的な作業、食材と正面から向き合った佐藤板前のお料理、

五十嵐さんの鼠ヶ関を想う熱い気持ち。



こうして岩ノリに出逢えたことを、大変有難く思います。

今後も鶴岡の大切な食文化を、伝えていくことに少しでも貢献できれば幸いです。

企画をされた鶴岡市役所政策推進課・明石さん、コーディネーターの井東さん、

ほんとうに素晴らしい機会をありがとうございました。


***参考ページ 是非ご覧ください!***

■鶴岡食文化女性リポーターFacebookページ
http://www.facebook.com/tsuruokafood

■つるおか農商工観連携総合推進協議会
http://www.creative-tsuruoka.jp/


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岩ノリ物語@鼠ヶ関港 ~素敵なお母さんたちと板ノリ編~/鶴岡食文化女性リポーター

鶴岡食文化女性リポーター




私は地域の無形文化財だと思うのです、素敵なお母さんたち。

笑顔を絶やさず、世話上手で、いろいろな知識と知恵に溢れていらっしゃり、

何よりユーモア溢れるお話をこれでもかというくらい、次々にしてくださる。

きっとテレビもラジオも今のように浸透していなかった時代、

日々の笑いの源泉は、お母さんたちのような人々にあったのだろうなぁと、考えたりします。

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鶴岡食文化女性リポーター「岩ノリ物語」の第二章は板ノリづくり体験です。

場所を鼠ヶ関の海洋センターに移しての体験になりました。

写真は体験を指導くださった、本間春枝さんと奥山ツネさん。

この道何十年のベテランお母さんたちです。



早速(でもなく、番外編で語りたいことがたくさん。)板ノリづくりがスタートです。

春枝さんとツネさんが用意してくださった岩ノリを、まずは包丁でたたきます。

たたきすぎてもノリの食感がなくなってしまうので、ほどほどにたたかなくてはなりません。

続いてたたいたノリを海水で洗って砂を落とします。(海水、というところがポイント。)

ボールに海水とノリを入れて、混ぜながら比重の違いを利用して砂を除きます。

3回ほど海水を入れかれてノリを洗うのですが、瞬く間に手が真っ赤になりました。

春枝さんツネさんは、普段はこの作業を外で行っているそう。

この時期のこの作業がいかに大変なことであるか、想像に難くありません。

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さてここで、板ノリづくりの本丸が登場です。

板ノリづくりの道具たち、海苔枠、海苔板、簾。もちろん全てが手作りです。

道具、というものにめっぽう弱い私です。興味津々。

和紙をつくる要領と同じようにして、ノリをつくっていくようです。

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いよいよノリを流していきます。このノリを流す塩梅がすごく難しい。

薄ければ破けてしまうし、厚くても乾いたときにごわごわとしてしまうそう。

春枝さん、さすがの手さばきでてきぱきとノリを均一にのばしていきます。

のばすときには手の平よりも手の甲をつかうこと、

薄い部分にノリを足すときには上からぱっぱとたたきつけるようにすることがポイントです。

理解はできても行うは難し…。苦戦。

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なんとかOKを頂き、水から海苔板ごと取り上げて、海苔枠をそっと外します。

そしてもう一枚の簾をかぶせ、上から押して海水を切り、簾を上げると完成!です。

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こうして出来上がったマイ板のり。

自分がつくったものであれば何でもそうですが、愛情もひとしお。

ただいま鼠ヶ関で乾燥中。また私の手元に帰ってくる時を、心待ちにしています。

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岩ノリ物語@鼠ヶ関港~いのちと漁師編~/鶴岡食文化女性リポーター

鶴岡食文化女性リポーター



きっと何千年も昔から、この場所で繰り返されてきた生命の駆け引き。

獲れば生きる、獲らねば生きられぬ。

生きるために人は知恵を絞り、そして知恵を、磨いてきた。

磨くことができたのは、大自然そしてそこに生きるもの、という相手がいたから。

容易に生きることができたなら、食べることができたなら

知恵は磨かれることなどなく、人の進化は、なかったのでないでしょうか。



鶴岡食文化女性リポーター第二弾。

意気軒高と真冬の日本海へ乗り込んだ命知らずの15人の女性たちと共に

「海編 岩ノリ物語」のレポート体験をさせて頂きました。



真冬の日本海、新潟県との県境に位置する鼠ヶ関港(ねずがせきこう)。

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ご覧のとおり、毅然として港に繋がれた漁船。

停泊している船が多いということは、この日は漁に出なかった、ということ。

すなわち、風が強く波も荒い日、ということを物語っています。



この日私たちを迎えてくださったのは、鼠ヶ関地域協議会の五十嵐一彦さんと漁師の佐藤準さん。

佐藤さんの片手には摘んだばかりの岩のりが。思いがけず、早速のご対面。

noritosatousan.jpg

その場でざるからつまませていただきました。

海藻らしい歯ごたえと、何より海の味。

普段乾燥させたものしか見たことも口にしたことがなかったため、

ノリも生き物である、ということを生まれてはじめて実感しました。



さて、岩ノリとは、ノリのうち岩場に自生する天然のノリのことを言います。

天然ものは味も良く希少価値が高いため、養殖ものを区別するために

1980年頃から天然もののみを「岩ノリ」とする表示の規制が行われるようになったそう。

岩ノリは秋頃に発芽しはじめて水温の低くなるこの時期に旬を迎えます。



この岩のりにも漁業権があり、権利を持つ方しか採ることができないため

私たちは佐藤さんの案内のもと、採取の様子を見学させていただきました。



正真正銘の波打ち際、時折白いしぶきがあがるすぐそばまで、果敢にも進みます。

そこで出会えた自生する岩ノリたちの、つつましいこと。(もしくは、私の目の節穴たるや凄まじいこと。)

言われなければ気がつかないようなところに、よく見るとたくさんの岩ノリさんが。

DSCN0888_convert_20120129201602.jpg

これを指の間に挟んでつまむという完全なる手作業で素早く淡々と摘みます。

迫り来る波を横目に作業にあたる姿はまさに命がけ。

いつ高い波がやってきてさらわれるとも限らない状況の中で、

神経を研ぎ澄まして岩ノリ摘みに集中していらっしゃいます。

岩ノリの板海苔が1枚(!)数百円から千円もする高級品である意味を改めて理解しました。



その後、場所を移して漁師の佐藤さんに漁船を見せていただきました。

gyosen.jpg

漁に使う道具はすべて手作り。

手作りが当然、といったお話しぶりはまさに海の男。

1対1の真剣勝負、誰それがこしらえたものなんて、信用ならぬ。

そういった心意気が伝わってきます。

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アワビやサザエ獲りの実演もしてくださいました。

黒い大きな箱メガネ(このあたりではとうがん、と呼ぶそうです)を口に銜え、

両手が使えるようにして漁にあたるそう。

想像しただけでも全身に力が入ります。

satousan.jpg



この地域では、たとえば魚を突く道具「もり」を「ヤス」、「網」を「たも」と呼んだりと、

その方言すらこちらで育ったものでない私にとっては魅力のひとつ。

ヤス!どうしてもりが、ヤス…!と、気になって仕方ありません。



終始惚れ惚れとしておりましたのが、佐藤さんの豪快な佇まい。

素早い判断、わが道を突き進む行動力、鋭くてきれいな瞳。

海、すなわち生命をかけて生命の傍で生きてきた、という強い印象を、受けておりました。



さて私、二回はすべって転ぶことを覚悟しておりましたが、

奇跡的に一度もすべらずにすみました。

ふふ、よくぞやったぞと、一人誇らしい気持ちになりました。



続いて岩ノリを板ノリにする体験、岩ノリを食する食味体験と

つらつらとつづって参りますのでどうぞお付き合いいただければうれしく思います。

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1.17 第二回知事と語る『再生エネルギーとビジネス懇談会』/エネシフヤマガタ勉強会

エネシフヤマガタ


参加させて頂いているエネルギーシフト関連の動きにつきまして、稚拙ながら、

関心をお持ちの方たちと少しでも情報の共有ができたらと思いレポートを書いています。



1月17日に山形県庁にて「知事と語る『再生エネルギーとビジネス懇談会』が開催され

エネシフヤマガタ勉強会からは加藤丈晴さんが、また、

同団体メンバーでもある佐藤良平さんが農業者・平良農園代表として出席されました。



▼懇談会の全体感

懇談会へは23の事業者、商工会連合会などの団体が参加され、

建設会社や工務店から、太陽光パネル開発や木質ペレット製造業者などの

自然エネルギーに関連する業者も多く出席。

(自然エネルギーに取り組んでこられた県内業者が多く存在することに感嘆。)

県からは知事をはじめ商工観光課長、産業政策課長、工業振興課長、

農政企画課長、建設企画課長など15名の要職が列席し

課をまたいだオール山形のエネルギー戦略の必要性が理解されていると感じました。



▼懇談会の内容

冒頭、知事の吉村美栄子さんより挨拶があり、年頭訓示と同様の内容を

ご自身の言葉で述べられました。

平成24年山形県知事・吉村美栄子 職員年頭訓示

この訓示は山形県民は一読なさることをお勧めします。



企画調整課・戦略調整主幹の沼沢氏より山形県エネルギー戦略の概要の説明があり、

<参考URL:第二回知事と語る再生エネルギーとビジネス懇談会>

その後の懇談会で参加者と活発な意見交換がなされました。



佐藤良平さんからは数少ないの農業者の参加者として以下のような申し入れが。

・農山村が主役となる自然エネルギーは一次産業といえるのではないか。

・自然エネルギー事業によって農山村が豊かになれば過疎や高齢化といった問題は解決されるはず。

・一次産業を担う農家が副収入として自然エネルギーで収入が得られれば、

 本業の農業にもっとお金をかけることもできるしいいものをつくれる可能性がある。

・農業関係者へは今回の知事と語る会の案内はまわってこなかった。 

 もっと農業者も事業主体者として巻き込んでいってほしい。

・卒原発、を宣言することはすごいことです。だから知事、すごいことをやってください。



つづいて加藤丈晴さんがご発言されたこと。

・知事が仰っていることに共感する。今以上にオール山形で、という姿勢でやってほしい。

・秋田では自然エネルギー担当官がいる。
 
 山形でも知事の片腕となって組織を横断して協議できる環境を整えてほしい。

・市民へもっと関心をもってもらうためにも、学校での講義なども設けてほしい。

・自然エネルギーを具体的に推進していくにあたり、地元の企業を中心とした場合

 どれくらい地域にお金が残るかという試算が示せれば地元の理解がさらにすすむはず。

・地域からお金が流れ出ていることにそもそも地域が疲弊してきた歴史がある。

 100円の灯油を買うのと105円のペレットを買うのでは、灯油は地域に10円程度しか残らないが

 地元産ペレットを選べば105円まるまる地域にのこる。

 そういった経済の仕組みを理解する啓蒙活動も必要。



佐藤良平さん、加藤丈晴さんとも聞き手を惹きつける話しぶりで

知事も職員の方々も、真剣に受け止めてくださった様子でした。


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その他事業者がご発言されたことを以下に抜粋して記します。

(事業者)太陽光発電に際して、冬場の対策の考えはあるか。
(県)雪などによる冬の太陽光発電への対策は他県の例を参考にしてすすめたい。
   高速道路の法面を活用した例やビルや工場の壁面を利用した例も聞いている。

(事)福島では地熱発電シンポジウムがあったよう。山形ではどう考えているか。
(県)検討はしているが、温泉資源との調和が必要。実際に反対意見もでている。
   地下は地上と違って起こっていることが見えないため慎重に進める必要がある

(事)自然エネルギー事業において、重要なのは雇用の創出。
   地域から発信する新しいビジネスモデルもつくれるはず。
   農業ばかり六次産業化と言われているが、林業にだって六次産業化があって良い。
   木質バイオマスはまさにその可能性を有している。
(県)了。検討していきたい。

(事)小学生でもわかるオール山形の自然エネルギーシフトの絵図を示すべき。
   個々の地域にまかせるのではなく県が主導で具体的なステップを進めなければ
   結局実効性のないことにもなりえる。
(県)了。検討していきたい。

などなど。
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今回の意見交換を踏まえて、3月にはエネルギー基本戦略が立案される予定だそう。

県がどのように受け止め、考え、どのような方針を出してくるかが楽しみです。



最後に、エネシフヤマガタ勉強会メンバーと吉村美栄子知事とで写真を撮りました。

「まぁ若い人もいて、いいわね。」と知事に仰っていただきました。

もっと若い一般の方も関心をもっているんですよ、と、お伝えしました。

エネルギーシフトは行政や大企業のためではなく、地域住民のためのものだと思います。

知らなかった、知らされていない、誰々が勝手に、という言い訳をせずに

自ら学び、考え、声を発してくことができたらと、考えています。



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1.7-8 エネシフ放談会@鳥海・平良農園/エネルギーシフト勉強会

エネシフヤマガタ

山形のエネルギーシフトの取り組み、その真剣さを少しでもお伝えしたく記します。



1月7日から8日にかけて、山形と秋田の県境にそびえる鳥海山・湯の台地区で

農業を行いながら自然エネルギーに多大な関心を持っていらっしゃる

平良農園・佐藤良平さんの一声で

酒田、鶴岡からの有志のみならず、山形県議員の草島さん、

山形市から東北芸工大学の三浦先生がお集まりになり、

秋田からは市民風車の会の原田さんをお呼びして、放談会を行いました。



この鳥海山という場所、素晴らしく自然エネルギーの可能性を秘めた土地だと

感じました。



▼1日目 放談会前夜祭

集合場所となった鳥海山南麓、標高500メートルの鳥海山荘で温泉につかったのち、

近くの平良農園・佐藤良平さんのお父さんの隠れ家へ移動。

この隠れ家が、また素晴らしい。もともとは温泉宿だったそう。

エネルギーのことはもちろん、農業のこと、お酒のこと、

この鳥海山・湯の台地区のこと、庄内のことなど、夜中の4時まで話がとまりません。

廃油ストーブ



目を惹きつけられたのは廃油を利用したストーブで、この一台だけで家中みな温かい。

廃油を利用しているため、燃料費はかかっていないとのこと。素晴らしい。

温度調整が困難なことが欠点だそうですが

時折窓を開けて空気を入れ替えつつ調整していらっしゃり、特に気になりませんでした。

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▼2日目

2日目から参加組とも顔合わせし、益々盛り上がりをみせる参加者たち。

当日のスケジュールは以下のとおり。

<9時~11時>
 鳥海山・湯の台地区視察

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この湯の台地区、なんと石油が湧き出ているとのことで、今回一番驚いたことでした。

しかしながら産出量が少量のため精製して使用するにはお金がかかりすぎてしまうため

現在は産出する石油が川に流れでないように管理、廃棄しているとのこと。

廃棄するにも年間数千万円の税金が使われているとのことで、率直に疑念を抱きました。



他にも100ヘクタールの規模を誇る鳥海高原牧場も視察しました。

こちらも実は平成24年4月以降の管理者が決まっておらず、

管理者が決まらなければ牧場自体の存続が不可能で

結果広大な放棄地が発生する可能性があることを知り衝撃的でした。



最後に、良平さんの平良農園を視察。細い山道をくねくねと登って行った先に

突然開けて広大な田んぼが。(雪をかぶっていますが上記写真がそれです。)

良平さんはこの土地に、風車を建てられないかと考えていらっしゃるそう。

山を駆け上る強い風もあり、風量としては良い感触の場所でした。



<11時~14時>
(1)秋田 市民風車の会・原田さんヒアリング

 ・現在秋田では13の風車が存在し、3本が市民風車。

 ・風車1基設置に6~7億円の費用。

 ・発電量は1基あたり300万kw~400万kw。

 ・買い取り価格10円/1kwとすると、単純計算で年3000万円から4000万円の売却収入。

 (今後政府の方針で全量買い取り制度で20円/1kwとなれば、倍の収入。)

 ・6~10年で借金を返済、7~8年で黒字転換。

 ・風車の寿命は20年程度。

 ・市民からの出資は東京のファンド会社が全国に出資を募り、

  秋田のケースでは1口50万円と5万円を用意。

 ・出資者400人のうち、100名程度が秋田の方。

 ・地元での風車事業による雇用創出はこれから。

(2)湯の台特区構想
 ・山(木々)あり、川あり、風あり、原油あり、温泉あり、牧場あり。

 ・この豊かな資源を活用して自然エネルギー特区となるような取り組みはできないだろうか。

 ・平良農園への風車に関しては原田さんから適地判断のアドバイスあり。

  縦長の土地のため風車を縦に設置するとなると、効率が悪くなる可能性があること、

  海から農園までの道路が重機や建材を搬入する際に困難ではないか、

  送電線が未整備のため整備する課題がある、など。

 ・牧場に関しては管理者が未定であり、このままだと放棄牧場となる。

  活用方法に関して議論したところ、菊池先生の逆転の発想で

  少しづつ森に戻す取り組みをしてはどうか、とのアイディアが。

  これにはみな、目からウロコ。
 
(3)オーストリアの木質バイオマスボイラー視察検討
 ・三浦先生出演のビデオ閲覧。

  2月26日から1週間オーストリアに視察に行かれるそうです。
  
  前回の勉強会であったように電気から熱エネルギーを作り出すのではなく

  例えば木を燃やして得る熱エネルギーをそのまま暖房や給湯に利用することが
  
  東北の厳しい冬を乗り越える私たちにとって重要なエネルギーシフトへつながります。
  
  木質バイオマス先進国であるオーストリアのボイラーの視察…行きたい…。



長々と、なりました…。

少しでも当日のお話、場の雰囲気が伝われば幸いです。



さまざまなところからさまざまな人が集まり、未来を、夢を語る。

議論が生まれ、アイディアが生まれ、高揚したり、落胆したり、白熱したり。

今後もともに勉強、活動させていただけたらと思います。



最後に実は社会人時代、石油・エネルギー部所属で

原発や石油コンビナート、ガソリンスタント、石油備蓄基地の保険を担当する部署にいました。

これも何かのご縁。旧縁をたよりに、情報収集に努めたい所存です。

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プロフィール

今野 楊子

Author:今野 楊子
1983年9月。福島県は会津地方・喜多方市にてこの世に生を受け、その凡庸な人生の多くを神奈川県平塚市にて過ごしました。

大学を卒業後、東京都杉並区で暮らしながら丸の内の企業に勤務。2010年フランスのボーヌもしくはカナダのトロントに飛ぶ筈が、『庄内パラディーゾ』という書籍に出逢い、山形県の庄内地方は鶴岡市に来てしまいました。

 庄内では、羽黒地区にて畑しごと(たった500平米ですが)をしながら鶴岡市山王町で商店街活性化事業に1年間従事。
その後2012年4月から約1年、羽黒の日本酒蔵・竹の露酒造にお世話になり、主に貿易等の海外とのやりとりを担当。2012年10月にはニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスで行われた展示会へも参加し日本酒をPRして参りました。

現在は庄内の人や食に関する取材活動を続けています。

都会では感じ得なかった穏やかな毎日を過ごす日々、たくさんの出逢いを大事に1日1日を過ごしていきたいと思っています。

*****その他の活動*****
山形大学農学部認定
  やまがた在来作物案内人(2011年度認定)
鶴岡食文化女性リポーター(2011年度公認)

****主な執筆活動*****
・ヤマガタ未来ラボ 取材&執筆
記事一覧→https://mirailab.info/archives/author/sano/
・ふるさとの心を伝える「朝日人」編集&取材&執筆
info→http://kiraku-kai.com/asahijin/index.html
・TSUCUL(つくる)Editor
info→http://www.facebook.com/tsucul

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